科学部地学班は、10月8日(土)に、第一高校地学部の皆さんと合同で恐竜に関する学習会に参加しました。
講師は、御船町恐竜博物館 学芸員の池上直樹 博士(理学)と、県立博物館ネットワークセンターの廣田さんです。
午前中は、ネットワークセンターで、熊本県・モンタナ州姉妹提携40周年記念として開催されている「恐竜に挑む科学者たち~モンタナの化石が解き明かす恐竜の謎~」の企画展示に関して、講師から解説をしていただきながら、展示物を観覧しました。
午後は大型バスに乗車し、貴重な恐竜化石産地である御船方面へ野外巡検に行きました。
1か所目の御船町田代の化石広場周辺では、クリノメーターの使い方やルートマップの記入方法など、地質調査の手法を教えていただきました。御船層群下部層からはシジミやカキのなかまなど、浅海性の二枚貝化石を採集することができました。
また、化石広場では、白亜系の御船層群と第四系の下陣礫層との不整合露頭を観察しました。
2か所目の津志田河川自然公園(甲佐町乙女)では、甲佐町白旗の御船層群上部層の大露頭の観察をしました。陸成層を表す赤色の砂岩層を含むカラフルな地層を観察しながら、堆積相や堆積環境についての解説をしていただきました。
その後は、河川敷に転がる多くの岩石を観察し、肉眼鑑定を行いました。
火成岩や堆積岩、変成岩の様々な種類の岩石を見ながら、大規模な時間や空間の中での岩石サイクルについて実感することができました。
最後に、講師と第一高校地学部の皆さんと記念撮影!気持ち良い秋晴れの下で、充実した一日を過ごしました(#^.^#)