学校概要

概要(組織・教育課程)

熊本県立宇土中学校・宇土高等学校(中高一貫校)

Uto Junior and Senior High School since1920

宇土市は熊本市の南に位置し,天草の玄関口としても知られる。小西行長公の城下町で,中世から交通の要地であり,近代以降も熊本県における商工業の拠点としても知られる。東に阿蘇の外輪山,西に有明海を臨み,日本の渚100選の1つ御輿来 (おこしき)海岸は日本の渚100選に認定され,癒やしの場所日本一とも称されている(NHK「チコちゃんにしかられる」の番組でも紹介)。校舎は宇土城址の,小西家一族の邸宅跡に建てられており,校内には今もなお日本最古の上水道「轟泉水道」が通っている。

2012年からグローバル人材育成に力を入れてきたことで,近年では毎年50名もの生徒が海外研修や海外発表を行い,SSコースの約5割以上の生徒が学会で発表を行うようになった。これにより,国内外の科学系コンテストでの活躍も目立ってきている。最近は,海外の大学に進学する生徒も増え始めており,文系理系両方にとって必要な論理的思考力の育成のノウハウの共有や,海外大学の支援が蓄積されつつある。全職員で行う学校設定教科「ロジック」だけでなく,全教科で実施する「探究の『問い』を創る授業」は,探究型授業の先駆的な取組として全国から注目を浴びている。

 ホームページURL:https://uto-sh.com/(旧サイト:https://sh.higo.ed.jp/utosh/

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学級数・生徒数等
 学級数24クラス    
 中学校6クラス  各学年2クラス 1学年70名
 高校18クラス  各学年6クラス  1学年約240名
教職員   約80名

    生徒・職員合計約 約1,000名

教育課程等

日課:3学期制(秋休み導入校;UTO探究週間),学校5日制(~R03週33単位,R04週32単位,R05週31単位)

  1. 探究の「問い」を創る授業,いわゆる探究型授業を全教科で実施
  2. 全生徒の「課題研究」を全職員で担当
  3. 対面による授業とオンライン(googleClassroom)を融合した ハイブリッド型の授業を実施(2020.3.1~)
  4. miroなどICTを活用した個別最適な学び・協働的な学びを展開

 

探究活動に係る取組(学校設定教科・科目)

学校設定教科「ロジック」(ロジックプログラム・SS課題研究・ロジック探究基礎・GS課題研究)

  1. 1年次:ロジックプログラム(1年全員;1単位)
  2. 2年次:SS課題研究(2年SSコース約60名;2単位)※「情報の科学」「総合的な探究の時間」の代替
    GS課題研究(2年GSコース約180名;1単位)※「総合的な探究の時間」の代替
    ロジック探究基礎(2年GSコース約180名;1単位)※「情報の科学」の代替
  3. 3年次:SS課題研究(2年SSコース約60名;1単位)※「総合的な探究の時間」の代替
    GS課題研究(2年GSコース約180名;1単位)※「総合的な探究の時間」の代替

 

その他の学校設定科目:
  1. 未来科学(化学基礎・物理基礎・生物基礎の代替;3単位)
  2. SS探究物理・SS探究化学・SS探究生物(物理・化学・生物の代替;各6~7単位)
  3. 探究数学Ⅰ(数学ⅠA・ⅡB・ⅢBの代替;5単位)
  4. 探究数学Ⅱ(数学Ⅱ・Bの代替;6単位)
  5. 探究数学Ⅲ(数学Ⅲ・Bの代替;7単位) 
  6. 学校設定科目WBⅠ(1年次ウェルビーイングⅠ;情報と数学によるデータサイエンス1単位)
  7. 学校設定科目WBⅡ(2年次ウェルビーイングⅡ;情報と数学によるデータサイエンス1単位)
  8. 中学学校設定科目J-tech(中1;17時間,中2;14時間;中3;7時間/自動制御幸せロボットづくり)
  9. 中学学校設定科目JWB(ジュニアウェルビーイング中1~3;1単位/教科横断型授業)
 
その他の特色ある単元:

  ・中学美術 ART & ENGINEERING「架け橋プロジェクト」(ペーパーブリッジコンテスト)※県立中学校合同授業

     ・中学技術 海洋・_河口・海岸・海洋における防災の視点に立ったSTEAM教育「プログラミングによる水門づくり」

 

 コース編成 

2年次からSS(スーパーサイエンス)コース・GS(グローバルサイエンス)コースに分かれる

※文系・理系や教室ベースのコース選択ではなく,探究活動における取組内容ベースでの編成

 

 運営組織 

Zero-Ichi(学校経営戦略)の下に,探究部(進路・SSH)・教務部・総務部・生徒指導部・環境保険部・図書部・事務部を配置

※事業の運営を円滑に行うため,軸となる縦割りの各部に加え,キャリアデザインを担う探究部(クロス部署)及び,各部を越えてマネジメントできる研究推進委員会(Cross Functional Team/CFT)を設置。また,新たに,学校経営戦略部(2021~2023)を「Zero-Ichi」に変更して部の上に配置し,教務部や探究部など横軸として横断的に連携し,中長期的な観点で特色や授業開発等に取り組んでいます。

 

主 任

 SSH研究主任・GS研究主任・GLP研究主任・ICT研究主任・防災主任

 

 図書蔵書数 

 約6万5千冊

 

生徒用使用可能PC台数(一人1台Chromebook端末は除く)

 高校PC室約10台・中学PC室約10台・図書室約40台・タブレットPC24台

 

U-cube

 海外派遣サポート・英会話ルーム(エアコン・インターネット・大型電子黒板 完備)

 

 施 設

 体育館(大・中),総合教室Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(Ⅰ・Ⅱで約100人,Ⅲ約60人),学習室AB(約80人),ラーニングルーム,ライブスタジオルーム,カウンセラー室,売店,セミナーハウス,同窓会館 等

 

設備・機器

 マイクロスコープ,分光光度計,大型プリンタ,冷凍庫(-60°),ドローン等

 

研究指定・開発指定等
  1. Super Science High School(SSH)文部科学省指定2013 ~
  2. 英語フロンティアハイスクール(県指定) 2019~ ※ALT常駐
  3. ICT活用研究開発指定G Suite for Education事業(県指定)2020

 

同窓会支援

 GLP(Global Readers Project)事業,学びを止めない基金(ICT等)

 

連携機関
  1. 睡眠教育関連の連携機関(本校はウトウトタイムなど睡眠教育の推進を図っています)
      -国際統合睡眠医科学研究機構IIIS(世界トップレベル研究拠点プログラムWPI採択機関) 他
  2. 台湾・静宜大学(姉妹提携大学)
  3. STEAM教育(宇土中ペーパーブリッジコンテスト)の連携機関
      -社団法人 ツタワルドボク(福岡市)
      -大学(熊本大学,九州工業大学,九州大学等)
  4. 里山の連携機関
      -上松山区(旧五色山ふれあい会;宇土市上松山地区)
  5. 宇土中無人島サバイバル体験
      -宇土市,天草市御所野浦町,阿蘇広域消防本部山岳救助隊,釣りインストラクター 他

 

WiFi環境  
  1. 各ホームルーム全教室 及び 特別教室,体育館,グラウンド 
  2. 一人一台タブレット導入の先行実施校に指定(JAET認定2021.9月)

 

プログラミング環境(全生徒)
  1. Python(高校PC室の全PCにPythonインストール)教育を推進 2018~
  2. e-ラーニングで,中高生全員がPythonとJava言語を習得するための学習環境を整備

 

オンラインテレビ会議システム 
  1. 各教室は,Classroomで毎朝一斉配信(朝会連絡等)。欠席しても確認可能
  2. 各授業はMeetを使って,全授業いつでもオンライン配信が可能(ハイフレックス型授業に対応)
  3. 式典や学校行事は,ZoomやYouTubeで臨機応変に配信が対応可能
  4. 進路室やPC室,会議室等では,zoom,Meet,Teams,Webex など様々な対応が可能
  5. PC室は大型スクリーンで投影し,同時に,画面が一斉配信されるため,細かな文字情報もモニターで確認でき,詳細を伝えることが可能

ウトウトタイム

熊本県立宇土中学校・宇土高等学校
〒869-0454 熊本県宇土市古城町63
TEL 0964-22-0043  FAX 0964-22-4753

熊本県教育情報システム登録機関
管理責任者:学校長
運用担当者:総務部 

ssh2

glp

20202パンフレット