文科省によるGIGAスクール構想を受け,熊本県は県内の公立高校に教室の無線LAN化・一人1台端末(Chromebook)の導入及び活用が急ピッチですすんでいます。そんな中,本校は他校に先駆け,全生徒にChromebookを貸与(2021年7月)し,端末持ち帰りによる振り返り学習環境の整備と,全教室の無線LAN化を実現しました。9月にはJAET優良校の認定もいただくことができました。特に,PTAの皆様には「学びを止めない基金」としてご支援をいただき,この1月には特別教室等まで延伸でき,ハード面,ソフト面ともにICT環境が県内トップの環境を構築することができました。感謝申し上げます。学びを止めない学習環境をさらに充実させてまいります。
ICT学習支援
授業と家庭学習を支援するICTを活用した授業づくりを県内に先駆けて行っています。
- Google Workspace for Education Fundamentals(旧G suite for Education)を2020年5月に導入
- Chromebookを一人1台無償で貸与しています(2021年3月,熊本県教育庁教育政策課が導入)。
- 日本教育工学協会(JAET)学校情報化「優良校」に認定(2021年9月)
GoogleClassroomやオンライン学習アプリMiro 等を活用し,動画配信,デジタルノートの提供,板書内容の掲示,小テスト等を行っており,突然の休校に対応できる学習システム「ハイフレックス型授業」を全職員で行っており,歩みを止めない学びを実践しています。
また,授業内容だけでなく,課題研究や生徒会活動もGoogleClassroom を利用することで,生徒同士がオンライン上で課題発見・課題解決を行うなど協働の活動もできるようになり,遠隔と対面のハイブリッド(複合)型の授業ができるようになりました。
さらには、PTA回線(1ギガbps)の無線LANを利用し,県の回線を補うなど,カウンセラー室や特別教室を含む全教室を無線LANでカバーし,個に応じた支援をさらに拡充させました(2022年1月)。
生徒からは「自宅でも受けられる」「わからない点はいつでもふりかえられる」「予習・復習のリズムがつかめる」「課題の提出が簡単」「提出期限が把握できて便利」などの声が挙がるなど,とても好評です。
本校は一人1台端末タブレットChromebookと,Google Classroomを活用して,授業支援を行っています。
保護者の皆様へ
・Chromebook熊本県立学校学習者用端末等取扱規程(配布,学年classroom掲載)
・連絡・学習支援だけでなく,分散登校など急な休校にも対応するため,日頃からChromebookの家庭持ち帰りを推奨しています。
・1時間当たり約0.5~1GGByte使用するため,家庭でのWiFI環境の整備をお願いします。分散登校時など,ご家庭の事情にあわせて,PocketWiFiの貸し出し(熊本県による生活困窮世帯への貸出)も行っています。
「GIGAスクール構想とは」(保護者向け資料)<外部リンク>
生徒のみなさんへ
・授業等の学校での活動における端末利用について
pdf デジタル端末の校内使用に係るルール (99 KB) 2020.6.22UP
学習支援システムの内容(例)
物理 オンラインホワイトボードMiroを用いた授業
ClassroomとMiroを活用し,探究の「問い」を創る授業の流れに沿った,探究の「問い」や演習,授業補足資料(動画視聴・物理シミュレーション)を1枚のボードに表示し,置いてきぼりをつくらない工夫を行っています。
生物 2年、3年生物 生物オンライン教育システム 【BOES:Biology Online Education System】
GoogleClassroom を中心としたオンライン学習(https://cutt.ly/xtBY1xS)
9月の分散登校の様子が新聞の教育欄でも紹介されました!
ICT研究主任も配置,本校がICTにも力を入れる理由とは?
ただ単にICTを使いこなすことが目的ではありません。大学入試共通テストや個別学力検査に対応するため,「生徒の学びを止めない」を合言葉に,学びを深め,個別最適化を図るのが一番の目的です。
*ICTとは...
「Information and Communication Technology」の略語で、日本語では「情報通信技術」と呼ばれています。ICT教育は、文部科学省が2019年末に「GIGAスクール構想」を示したことから、国の方針として各校での導入が急務となっています。
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