令和5年11月22日(水)に「防災フェア」に参加し、阿蘇の「震災遺構」を見学しました!
参加したのは、主に生徒防災委員や防災に関する課題研究を行う生徒たちです。
先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2023
21日、22日にグランメッセ熊本で開催された「防災」に関するイベントに参加しました。
様々な企業や機関が参加し、土木・建設・防災・減災などに関する最新の製品や取り組みが紹介されていました。本校も「ペーパーブリッジ製作でインフラ・防災教育」ということで出展し、生徒が参加者に取り組みの内容を説明しました。
本校の出展ブースの様子
出展企業一覧 | 先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2023 (s-kumamoto.jp)
熊本地震 震災ミュージアム「KIOKU」
震災ミュージアム「KIOKU」は、平成28年(2016年)熊本地震で被災した南阿蘇村の旧東海大学阿蘇校舎に、熊本地震の記憶や経験、得られた教訓を確実に後世に伝える回廊型のフィールドミュージアム「熊本地震 記憶の廻廊」の中核拠点施設として整備されました。
今回は、阿蘇で理科の先生をされ、旧東海大学の農学部や阿蘇のことにお詳しい藤本先生に震災遺構について、説明をしていただきました。
熊本の地質や地形、地震のメカニズムや液状化、地表地震断層やそれによる建物への影響といった科学的なことに加え、発災当日の詳しい様子や震災後の東海大学の学生によるボランティア活動の取り組みなどについて、教えていただきました。
パネルや被災した車などの展示物を元に分かりやすく説明してくださるガイドの藤本先生
ジオラマを用いて熊本の断層や地形について学ぶ様子
地表地震断層を観察する様子
断層により亀裂が入った校舎を前に、地震や断層による建物への影響について話を聞く様子
阿蘇火山の活動や断層運動によってできた地形に関する説明を聞く様子
ワンピースのロビン像の前で記念撮影
そして、何よりも、高校生へ向けて「自分の命は、自分だけでなく多くの人にとって大切なものなんだ」「命を大切にしてほしい」という思いを伝えてくださいました。藤本先生の思いを忘れずに、高校生活を送りたいです。藤本先生、丁寧で思いのこもったガイド、ありがとうございました。
参加した生徒全員での記念撮影
崩落した旧阿蘇大橋と数鹿流崩れ
熊本地震により 黒川へ崩落した旧阿蘇大橋の様子
旧阿蘇大橋の崩落原因となった数鹿流(すがる)崩れを起こした山の斜面の様子
新阿蘇大橋展望所 ヨ・ミュール
新しくつくられた新阿蘇大橋は、断層により地面がずれ動いても、橋桁が独立しているため、連動して全体が崩落することがないような設計となっているそうです。最先端の技術が用いられていて、安心ですね。
新しくできた新阿蘇大橋
防災フェアや震災遺構を訪ねて、地震の恐ろしさや災害に備えておくことの大切さ、そして、命の尊さを学ぶことができました。
今回の学びをこれからの生活に生かしていきたいです。