3月2日(日)、宇土市網津の馬門地区にて「馬門石」の分布調査を行いました。
1年生の班員4人は、宇土高校に以前勤務されていた田中基義先生と一緒に、馬門石の分布調査を行いました。
田中先生と生徒たち
調査の中心である「馬門石(まかどいし)」は、阿蘇火砕流堆積物(Aso-4)からなる溶結凝灰岩で、多くは灰色をしていますが、馬門に分布するものは赤色をしており、阿蘇ピンク石ともよばれます。
ピンク色をした馬門石(阿蘇ピンク石)
石切場跡
今年度、3回目の調査でしたが、今回は、馬門石の石切場としてよく知られている場所とは別の、異なる場所にある石切場を発見しました。
新たに見つけた石切場跡
阿蘇溶結凝灰岩の黒と赤の境界部
そして、ちょうど今、熊本天草幹線道路の宇土道路の工事により山が切られており、露頭を見ることができました。
そこでは、まさに黒と赤の境界部を観察できました。
黒と赤の境界部の様子
法面に見られた黒と赤の境界部
馬門石の分布と色の原因について、迫りたいと思います。