令和6年5月18~19日に行われた日本蜃気楼協議会にオンラインで参加しました。
日本蜃気楼協議会
18日は、星弘之さん(日本蜃気楼協議会会員)による記念講演「自然は偉大な芸術家~オホーツクの海に多様で多彩な形や色を表現する~」を視聴しました。
発表を聞く様子
19日は、多くの研究者による発表を聞いて勉強するとともに、本校からも「浮島」と「不知火」の2件の研究発表を行いました。
発表の様子
学会員の方からのコメント
「側方蜃気楼の再現に成功したことはとても素晴らしいと思う。ただ、左右のシャープな気温差が何kmも直線的に続くようなことは、現実的にはあり得ないので、実際に野外で観測するのは難しいと思っている」とのコメントを受けました。
不知火現象は、側方蜃気楼の一種であるため、不知火海で側方蜃気楼が起こる地形に関する部分について研究を進める必要があると感じました。
発表の様子
他の方からのコメント・感想
また、他の学会員の方からは、以下のようなコメントを頂くことができました。
「宇土高校さんの発表は、観測と実験(シミュレーション)を合わせたすばらしいものでした。」
「宇土高校チームのこれまでの研究から、八代海(有明海も)の干満差の大きさは不知火解明の重要なヒントになりそうな感じがしています。」
「宇土高校さんが不知火や浮島の研究をされていると知って以来、当日本蜃気楼協議会の研究発表会でぜひ発表していただきたいと思っていたので、今日ご発表いただき大変感激しました。今後もぜひご参加いただければと思います。」
次年度に向けて
さらに、ちょうどこの時期は、なかなか見ることのできない「上位蜃気楼」が見られるそうで、この日はまさに観測されたようで、急遽日程が変更となり、上位蜃気楼の観測会が行われました。
来年は是非、協議会の会場に行って蜃気楼に対する思いが強い方々と一緒に上位蜃気楼を見つつ、対面で研究発表をしたいと思いました。
これからも研究を継続し、内容を深めていきたいです。