八朔の晩に見事、不知火を観測しましたが、次の大潮である八望の晩に2回目の不知火観測に挑むことが決定しました。
漁師さんへの不知火観測に関わる2回目のお願い
2回目の観測をやる理由
八朔の晩(9月3日未明)に、漁協の協力を得て、1つの光源が左右に2つに分かれて見える不知火を観測し、写真と動画として記録することに成功しました。
【参照】令和6年八朔(9月2-3日)での不知火観測に関する報道
よって、「現代でも『漁火』があれば、不知火が見られる」ことを確かめることができました。
ただ、カメラでないとはっきりとはわからない状況で、「肉眼で不知火を見たい」と思いました。
漁師さんへの依頼内容
そこで、漁師さんにまた、お願いをするべく、八代漁協を訪ねました。
そして、以下の2つのお願いをしました。
① 八望の晩(9月18日未明)に漁火を出していただきたい。
② 不知火が近い場所で肉眼でも見えるように、永尾から近く約4㎞の距離にある鏡川に船を3隻すべて出してもらいたい。
漁師さんは「前回は、直前に通過した台風10の影響で海上に流木などの漂流物が多く、航海が大変困難な状況だった。ただ、今はあれから時間が経ち、台風の影響も小さいだろう。鏡沖はいつもの漁場ではないため、慣れない場所で少し心配。でも、いいですよ。」とのことでした。
前回は、漁火が500W(55000ルーメン)のLEDで、永尾からもわかりやすかったのですが、明るすぎてハレーションを起こしていたため、あえて光源の向きを変えて光量を落としました。
その反省から、今回は150W(20000ルーメン)のLED光源を準備しました。
さらに、漁師さんからの提案で、LED光源の他に、白熱電球も試してみようということになりました。
蜃気楼が起こりやすい”光”はあるのでしょうか?
船の光源確認
前回の観測で、光源が左右に2つ見えていた件で、本当に船には光源が一つだけだったのかを確認するために、実際に出して下さっていた船を確認しました。
場所は、八代市大島の港です。多くの船がありました。
かおる丸
この船は、大鞘川河口に出ていた船で、不知火として見えていた漁火を出していた船です。
遠くからでも分かるような明るい光源は、LED1つだけだったことが分かります。
海栄丸
ちなみにこちらの船は、水無川に出ていた船で、上から白灯、両色灯、作業灯と室内灯など様々な光源があります。
八望では、これらの船の漁火が、不知火となり、肉眼でも見えることを期待しています。
クラウドファンディングへの協力依頼
多くの方からご支援と温かいお言葉を頂いており、大変感謝しております。
おかげさまで、当初予定しておりました目標額を超えることができました。
現在は、2回目の観測へ向けて、1回目の観測での反省を生かし、新たに観測のための機器を購入したり、協力してくださる漁師さんに謝礼をお渡ししたりするために、さらなる資金が必要な状況です。
そこで、引き続きクラウドファンディングに、ご協力をお願いいたします。よろしくお願いいたします。