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【高校】防災フェアで発表、熊本地震の震災遺構を見学

11月21日(木)に防災フェアや阿蘇の震災ミュージアムへ防災学習を行いました。

参加した生徒は、生徒防災委員や防災に関する研究を行っている主に2年生です。

先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2024

先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2024

午前中は、防災フェアに参加しました。

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グランメッセを会場に、県内外から250ほどの企業・団体が集まる中、本校も出展し、生徒が展示物を用いて研究内容を展示発表しました。

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発表を行ったのは学際課題研究の爪楊枝で耐震性のある高いタワーの作製に取り組んだ「つまようじタワー」と非常時に身近な水をろ過して生活用水とし利用できないかを考えた「非常用水」の研究発表です。

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また、科学部地学班の1年生が、江戸時代に起こった日本最大級の自然災害である「島原大変肥後迷惑」に関する研究を発表しました。

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生徒たちは、最新の防災・減災技術に関する各ブースでの説明に釘付けとなっていました。とても意欲的にブースを回って見学する生徒の様子が見られました。

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熊本地震震災ミュージアムKIOKU

午後は、阿蘇方面へ向かい、熊本地震による震災遺構を訪ねました。

まずは、南阿蘇村河陽にあります熊本地震震災ミュージアムKIOKUです。

ここは、KIOKU(展示施設)と震災遺構(旧1号館建物及び地表地震断層)等で構成されています。

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まずは、シアターを見て、熊本地震の概要をつかみました。その後、展示物を見て、熊本地震による被害の実態を学びました。

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さらに、立体模型図を見て、熊本地震を引き起こした布田川断層帯など、断層と地形との関係について教えていただきました。

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その後は、外に出て、地表地震断層を観察しました。

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そして、その断層の延長線上にある建物への被害の実態を見ました。建物の柱には、鉄骨が入れられ耐震対策がきちんと施されていたことが分かりました。

倒壊こそ免れましたが、断層が直下を貫いているため校舎への被害はとても甚大だったことが分かりました。

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震災遺構の敷地には人気アニメONEPIECEのキャラクター ニコ・ロビンも設置されており、生徒たちは記念撮影を行いました。

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阿蘇大橋
旧阿蘇大橋

崩落し対岸の岸壁に取り残されている旧阿蘇大橋の橋桁を観察しました。

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崩落の原因の一つとなった、数鹿流(すがる)崩れ(近くに数鹿流ヶ滝という滝が見られます)とよばれる大規模な斜面崩壊も間近に観察することで、地震に伴う土砂災害の恐ろしさを実感することができました。

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新阿蘇大橋

最後に、新阿蘇大橋を観察しました。今後、また同じような横ずれ断層の活動により地震が起こっても橋自体が倒壊したり、崩落したりすることがないように、各橋桁が独立している最新の構造をしていることを確認できました。とても深い谷に架かった橋ですが、とても強固で頑丈につくられていると感じました。中学3年時にペーパーブリッジの学習で、橋の構造について学んでいる生徒も多く、とても興味深く観察する生徒の姿が見られました。

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大変、有意義なバスでの防災学習となりました。

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