災害時にも役立つ自動販売機が2機、校内に設置されました。
屋内では売店前、そして、屋外では職員玄関横です。
これらの自販機は、熊本県と熊本県危機管理防災課、アース製薬株式会社、本校売店の協力により設置されたものです。
熊本地震の経験に加え、生徒たちは生徒防災委員会や課題研究での防災に関する研究活動などを通して、非常時への備えと生徒の防災意識向上が必要だと考えました。
この考えに多くの方々が賛同し、協力してくださったことで、今回の設置が実現しました
熊本県衛生用品防災備蓄自動販売機設置式典
令和7年3月28日(金)には、協力者の皆さんにお集まりいただき、設置式典を行いました。
式典時の記念撮影
(左より本校売店、アース製薬、松岡 生徒防災委員長、横川 校長、熊本県危機管理監)
衛生用品防災備蓄自動販売機
自動販売機は、「ライフラインベンダー機能」があり、非常時に手動操作で商品を取り出すことができます。
それに加え、口腔衛生用品、手指洗浄液、使い捨てマスク、簡易トイレなどの衛生用品も備蓄しています。
売店横の自販機
自動販売機のメッセージ板のデザインは、美術部が作成しました。
設置に関わった「熊本県、宇土中高、アース製薬」が記入されています。
また、くまモンが登場し、「事前の準備が大事だモン☆」、「備えるモン、食べるモン、また買うモン」と防災を呼びかけています。
屋外の職員玄関横に設置された自動販売機
式典の中で、生徒代表の挨拶を行った生徒防災委員長の松岡さんは「自動販売機は目につきやすい場所に設置されるため、災害時には誰もが活用できるだけでなく、日常の中で防災を意識する機会にもつながると期待しています」と述べました。
多くのご支援により設置された災害用の自動販売機を、これからずっと大切にしながら、防災意識の向上に役立てたいです。
報道
自販機の設置や式典の模様は、様々なメディアに取り上げられました。
・熊本地震経験の生徒たちが希望し、防災備蓄自動販売機を九州初の中高設置(2025年3月31日掲載)|日テレNEWS NNN
・九州初の災害対応型自販機設置 防災学ぶ生徒の発案で実現 熊本県立宇土中・高(2025年3月31日掲載)|熊本日日新聞社