熊本県総合文化祭2022が始まりました。一昨年は新型コロナで中止、昨年は一部のみが無観客の縮小開催でしたが、今年は、久しぶりに各文化系の部活動が一堂に介し、2日間にわたって開催されています。入場制限が設けられ、事前に配布された入場券をもった学校関係者のみの参加ではありますが、3年ぶりということもあり、県立劇場にも久しぶりに高校生の文化の香りと活気が戻ってきました。3年生にとっては最初で最後の、また、2年生にとっては初めての総合文化祭です。
コンサートホール前のスペースの入り口には、昨年度の県高校美術展の、彫刻・立体部門で最優秀賞に輝いた宇土高校2年の東さん、久和さん、相良さん、吉田さん4人による共同作品が飾られています。
「リサイクル紙パックを揉み、布状にして作られた大きなタツノオトシゴがオスが卵を産む唯一の動物であるタツノオトシゴを題材に、尻尾が掴んでいる木の枝は、海や山、陸はつながっていることを表現し、また、顔を上げ力強く前を見つめている瞳は、これからの社会に対する大きな希望を表している」そうです。普段使っている牛乳パックなどが使われていることもあり、環境保護などSDGsの視点も表現されています。
この作品は、今年の夏に東京で開催される全国高校総合文化祭にも出品されます。