令和6年4月2日に熊本県産業技術センターを訪ね、岩石の粉末試料を加熱しました。
電気炉での加熱は初めてでしたが、材料・地域資源室研究主任の大城善郎 博士が丁寧に教えてくださいました。
電気炉での高温加熱
今回のサンプルは、赤い馬門石と黒い阿蘇溶結凝灰岩の粉末試料です。
電気炉にて300℃と1000℃で丸1日加熱し、その後の色がどのように変化したかを見ます。
まずは、岩石をジョークラッシャーという機械で粉砕し、その後、電動の乳鉢と乳棒ですりつぶします。
乾燥機で乾燥させたら、試料の完成です。
試料をマッフルに入れて、電気炉に入れました。
鉄は、700℃以上もの高温状態で、高温酸化されると赤いヘマタイト(Fe2O3)になるそうです。
1,000℃で加熱した試料は、どちらも赤色に変化してしまうのでしょうか?
結果が楽しみですね。
大城先生、大変お世話になりました。