3年生が引退し、初めて1・2年生の新チームで学会発表を行いました。
日本地質学会第132年学術大会(2025熊本大会)
令和7年9月14日(日)に、熊本大学の黒髪キャンパスにて行われました。
参加したのは、小~高校生の地学系の研究発表ができるジュニアセッションです。
(大会HP:https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/geosocjp132/content/gyoji#jr)
本校からは、熊本大会ということで、熊本でなければ見られない現象である不知火や、それにまつわる研究、古代に古墳の石材として用いられた赤色が特徴的な馬門石、そして、江戸時代に起こった日本史上最大の火山津波災害である島原大変肥後迷惑について、計5件の発表を行いました。
昨年、山形大会にも参加していたたため、この1年間での研究の進展について関心をもって発表を聞いてくださった研究者の方もいらっしゃいました。
[J-P-3]えっ!?島が浮いてる?浮島現象を科学するⅢ ~視程から解き明かす蜃気楼の謎~
[J-P-4]知らない現象(不知火現象)を科学する6 ~ついに観測に成功!不知火の正体に迫る~
[J-P-5]知らない現象(不知火現象)を科学する6 ~不知火はなぜ、八朔の晩にしか見られないのか?~
不知火については「詳しいことは知らなかったので、とても面白かった」と多くの方がおっしゃってくださり、大変うれしかったです。
[J-P-6]馬門石の赤色はヘマタイトか?3
馬門石の研究については、赤色の原因であるヘマタイトの存在確認に関して、「残留磁気の消失を調べると分かるかもしれない」と熊本大学の先生から助言と協力をいただくことができました。
[J-P-7]島原大変肥後迷惑による津波被害 ~実態把握、効果的な伝承方法の開発、津波の科学的特性とその検証~
多くの方々に発表を聞いていただき、多くの質問や助言を頂くことができ、大変有意義な学会発表となりました。
今回は、小学生の地質に関する研究があり、とても刺激を受けました。これからも貴重な地域固有の現象や地質について、研究を深めていきたいと思います。
ご助言くださった皆様、ありがとうございました。