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SSH校で得られるメリット

スーパーサイエンスハイスクールとは?

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文部科学省から、先進的な理数教育を実施する高等学校「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として指定を受けると、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するための様々なプログラムを展開できます。本校は2013年度から指定を受け、従来の授業スタイルによらないユニークな授業の実践や、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な探究活動を行っています。特に、LOGIC(論理性・客観性・グローバル・革新性・創造性の5つの観点)を合い言葉に、一人一人の“なぜ”を先生たちが支援しながら研究・学問でき、さらには海外研修や学会、興味を生かした専門機関との連携など、多くのことが体験できるようになっています。

  pdf 国立研究開発法人科学技術振興機構スーパーサイエンスハイスクール 2020 リーフレット (5.25 MB)

 ノウハウをもった宇土高校だからこそ、高校・大学卒業後の、自分の将来が見えてきます。まさに、スーパーなサイエンスハイスクールです。

 

SSH指定校はなぜそんなことができるの?

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 本校は文系理系問わず「研究(一人一人の、なぜ?何?を調べる)」に触れる授業があります。授業で生じた疑問を「研究」したり、科学部でさらに研究を深めたりすることができます。県内の大学だけでなく国内・海外の大学との連携も可能で、実際、つくばの大学や研究施設と独自の連携も行っており、世界最先端の研究を間近で見ることもできます。部活動と両立しながら、全国のSSH指定校が集まる全国大会や世界大会(ISEF)で発表した先輩もいます。当然、これらの経験ができる高校は少なく、大学受験の際の願書や面接でのアピールポイントにもなっています。

 

文系でもSSHのメリットはある?

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本校は、理系の生徒だけではなく、文系志望の生徒も多く在学しています。最近は、理系であっても入試に英語が必須なのでグローバルな課題に取り組んだり、海外研修や国際学会で発表したりします。また、文系でも科学的な根拠を示す理系的な視点や、ICTを活用した発表や情報処理が求められるようになっており、理系・文系関係なく、積極的に取り組めるカリキュラムを用意しています。そのため、文系の生徒でも課題研究をまとめ、校内・校外で発表することもできます。

保育士志望の文系希望だった生徒が、SSHのカリキュラムで学び、現在は、知識の習得を通して思考力や発想力を養うリベラルアーツ系の世界最難関大学と称されるミネルバ大学に進学した生徒もいます。 

 

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SSHの最近の活動の詳細は「最新情報(ブログ)」から♪

 

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 「探究活動」で、宇土から世界へ! 

 SSコースの半数以上が学会発表を経験する宇土高校
 答えのない課題に挑むことは、課題を発見する 力につながる

 

「 Boys, be ambitious!(少年よ、大志を抱け!)」 

この言葉は、クラーク博士が当時、札幌農学校の教頭に就任していて、別れの際に生徒に送った言葉として有名ですが、これには、さらに続く言葉があるそうです。

 

"Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement  not for that evanescent thing which men call fame. "

 "Be ambitious for the attainment of all that a man ought  to be."

ただし、お金を求める大志であってはならない。利己的なものを望む大志であってはならない。

名声という浮ついたものを求める大志であってはならない。人が人として備えなければならぬ、あらゆることを成し遂げるための大志を抱け。

 

これには、「お金とか名誉のためでなく、様々なものを学び、人のために役に立つ大志を抱いてほしい」という思いが込められています。

この思いは科学リテラシー* に通ずるものがあり、実は本校の探究活動・課題研究のスローガンである

 

Think  Logically,  Objectively and  Globally . Be  Innovative and  Creative.

論理的に、客観的に、グローバルに思考せよ。その思考は革新的であれ、創造的であれ。

 

は、これらを参考につくりました。しかし、世の中には科学的に装って商品を売っているものや、疑似相関関係によって誤解を招くデータがあるのも事実です。これらのいわゆる“疑似科学”に騙されないためにも、論理的思考力は本校生にとって欠かせない力と位置付けています。そのため、全員が論理的思考力を身につけられるよう「LOGIC」を合い言葉に、理系だけでなく文系に進む生徒も含め、全員が探究活動や課題研究に取り組んでいます。

 

SSHの取組は、単に理科が好きになり、プレゼンテーション能力が上がることを目的としてはいません。価値観の異なるバックグラウンドを持った人たちと触れ合う中で、自己と他者を肯定する力を身に付け、課題を発見する力を身に付けることが、世の中の動きに対応できる力、つまり“生きる力”になると考えています。

 

本校に入学してくるみなさんが、世の中に目を向けて自分で考え、常に学び続ける姿勢を、宇土高校を卒業した後も持ち続けていってくれるものと期待しています。

* 科学リテラシーとは、一般的に、単に知識があるというだけでなく科学的な考え方を様々な場面に応用できる力とされています。

 

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