8月6日(土)、7日(日)に熊本地学会主催の甑島巡検会に参加しました。
主に3つの島からなり国定公園である甑島は、薩摩半島から西方へ30㎞程離れたところにあり、船で1時間半ほどかけて上陸しました。最近は橋ができたことで陸続きとなり、島内を車で移動できるようになりました。
上甑島・里町のトンボロ
(陸繋砂州。沿岸流と波の作用で海底の砂礫が集まり、島が陸続きになっている)
上甑島・上甑町の長目の浜
(国の天然記念物。砂州により、なまこ池、貝池、鋤崎池の3つの池ができている。)
講師は、甑ミュージアム恐竜化石等準備室 の三宅優佳学芸員。
恐竜絶滅頃の姫浦層群と、その後の哺乳類が登場する新生代の上甑島層群の地層を観察しました。
地質や化石について初心者である高校生にも分かりやすく話してくださいました。
姫浦層群に見られるカキ礁(下甑島・長浜)
姫浦層群と上甑島層群との不整合観察(上甑島)
Nanonavis sp. の化石
甑ミュージアム恐竜化石等準備室の展示物を元にした解説
海の水はとてもきれいで、海岸に広がる大露頭には圧倒されました。
夜萩円山(よはぎまるやま)公園での鹿島断崖の大露頭(下甑島・鹿島町)
夕食に出た新鮮な刺身や大きなイセエビは、とても美味しかったです。
甑島は、見どころが多く、また来たいです!